向こう1か月は、気温は全国的に高めの予想です。秋はゆっくり深まるでしょう。秋晴れとなる日は少なく、どんよりとした空が広がりやすい秋になりそうです。この先1か月の天気のポイントをまとめました。
向こう1か月 天候の特徴
今日は二十四節気の「霜降(そうこう)」です。暦の上では、朝晩が冷え込み、霜が降りる頃になったということになります。
しかし今年の初霜は、旭川や札幌、函館など、北海道でしか観測されていません。季節の進みがゆっくりになっている今年の秋ですが、その傾向は11月も変わらなさそうです。
今日(24日)気象庁が発表した1か月予報によりますと、この先1か月の気温は全国的に平年よりも高い見込みです。特に、11月1週目頃までは特に気温が高く、その先は徐々に秋が深まるでしょう。
天気の傾向は、東日本を中心にさわやかな秋晴れになる日は少ない予想となっています。この先しばらくは、どんよりと雲が多い空が広がりやすい秋となりそうです。
1週目(10月26日~11月1日)
全国的に暖かい空気に覆われて平年より気温が高く、特に北海道から九州にかけてかなり高くなる所もありそうです。
夏物の服が必要…とまではいきませんが、この時期らしい秋の暖かい服装よりは、薄手の長袖の服などが活躍するかもしれません。
本州付近は、高気圧の縁辺に沿って流れ込む暖かく湿った空気の影響を受けやすくなります。このため、関東から九州では、平年に比べて晴れる日が少ない予想です。
10日間天気などの資料を見ると、曇りや雨の日が多い中でも、高気圧に覆われて秋晴れとなる日もありそうです。貴重な晴れの日には、溜まっていた洗濯物をかたづけたり、外でのレジャーを楽しんだりするなど、日差しの有効活用をすると良いですね。
2週目(11月2日~11月8日)
引き続き本州付近は暖かい空気に覆われやすいでしょう。11月に入っても、季節の進みはゆっくりとなりそうです。
関東から九州の太平洋側は、南からの暖かく湿った空気が流れ込みやすく、晴れる日が少なくなりそうです。
一方、北海道や東北では、高気圧に覆われやすく、普段曇りや雨の日が多い日本海側でも晴れる日が多くなりそうです。東北では平地でも紅葉が見頃になりますので、この機会に紅葉狩りなどの計画を立てるのも良さそうです。
3~4週目(11月9日~11月22日)
ようやく季節が進み、この時期らしい気温の日が多くなってきます。一時的に気温の高い期間もありそうですが、寒気が流れ込んで寒く感じる日も多くなってきます。寒暖差の激しい期間となりますので、体調管理には十分にお気をつけ下さい。
天気もこの時期らしく、日本海側では曇や雨の日が多く、太平洋側では晴れる日が多くなるでしょう。関東から西側の地域でも紅葉の見頃を迎える地点も多くなってきます。秋のレジャーをお楽しみください。
気になる紅葉の見頃は?
昨日(23日)、日本気象協会から、2019年第2回「紅葉見ごろ予想」を発表しました。見ごろの時期は、全国的に平年並みか遅めとなる予想です。ぜひ、お出かけの参考にしてください。
日本気象協会 本社 安齊 理沙
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